マット専用配合のNBR(アクリロニトリルブタジエンラバー)を裏地に採用、柔軟性に優れているので平らな床面で強力なグリップ力を発揮します。市販の玄関マットの多くにPVC(塩ビ)が採用されていますが、NBRは柔軟性で大幅に優れていることに加え、温度が変化しても物性(硬さ)があまり変わらないので、屋外で使用しても劣化しにくく、耐久性に優れています。塩素などの有害物質を含まないので、燃やした場合に有害物質が発生しません。ゴム特有の臭いも少ないく、屋内でも安心してご使用頂けます。さらに油や薬品にも強い素材なので、工場や現場はもちろん、厨房やキッチンでの使用にも適しています。
※個別の薬品に対する特性は、お問い合わせください。

マットの表地には、製品に応じて主にナイロンとポリエステルの2種類を使い分けています。ナイロンはプリント(柄物)マットに採用、染色性が高くしなやかな素材なので、新品の様に鮮やかな発色としっかりとした毛足の状態を長期間保てます。ポリエステルは無地系のマットに採用、日光に当たっても退色しにくく、濡れても乾きやすい素材なので、屋外での使用により適した素材です。また繊維自体に光沢があり、油や薬品で変色しにくい性質があります。どちらの場合も高密度のパイルを採用することで、しっかりとした踏み心地を実現しています。

クリーンテックス・ジャパンでは、生地のカットから、プリント、表地と裏地を張り合わせる最終成形まで、全てISO品質で管理・設計した自社工場内で行っています。素材の性能を最大限に発揮する為、クリーンテックス・ジャパンのマットは製法にも特徴があります。裏地と表地を張り合わせる際、独自の条件で成形することにより、裏地のゴムにパイルの根元がしっかりと埋まっている状態になります。これにより、長期間の使用やメンテナンスにおいても、パイルが抜け落ちてしまうことを防いでいます。また、機械でできる工程は機械で、人の手が必要な工程は人の手で行うことで、安定したものづくりを目指しています。プリントマットは専用プリンターで、特殊なインクを使ってパイルの根元まで染色しています。これにより長期間の使用や洗濯での色褪せを極限まで防いでいます

常に最善の製品をお届けする為に、クリーンテックス・ジャパンは自社内に品質管理部を設置しています。
品質管理部では、原材料であるゴムや生地の受け入れ検査、また完成品の磨耗試験や防炎性能試験、吸塵・吸水・吸油といった性能試験を実施しております。
日々品質の向上に努めると共に、得られたデータを活かして、より良い製品の開発に取り組んでいます。