導入事例-ローランド株式会社様-

ローランド株式会社様では、新製品を差別化する「魅せる展示」などを目的に、クリーンテックスのマットを導入いただいています。プロモーション・マットを導入したきっかけから開発経緯、今後の展望までを伺いました。

interview -ローランド株式会社様-

「創造の喜びを世界にひろめよう」「BIGGESTよりBESTになろう」「共感を呼ぶ企業にしよう」をスローガンに、音楽を通じた創造体験を世界中に届ける電子楽器の老舗メーカー、ローランド株式会社。

新製品を差別化する「魅せる展示」と、商品の保護などを目的としてクリーンテックスのマットを導入いただき、高いプロモーション効果につながる可能性を感じてくださっているといいます。

クリーンテックス・ジャパン株式会社とのタッグを通じて、同じ「ものづくり」への情熱を感じたと話す、ローランド株式会社アジアセールス部プロダクト・マネージャーの西裕之(にし ひろゆき)様に、プロモーション・マットを導入したきっかけから開発経緯、今後の展望までを伺いました。

“仕様・色彩・信頼性が導入の決め手”

——西様は、開発部門から販売部門に異動され、販促エキスポで当社のプロモーション・マットをご覧になったそうですね。

クリーンテックスさんのマットを使って展示している、当社の電子ドラム「VAD」シリーズは、当社のV-Drumsの製品の中でも高価格帯に位置する、新しいコンセプトの製品です。

私の開発部在籍時代、実はこのVADシリーズの開発に深く携わっていました。そこで多くのスタッフが情熱を注いで製品を生み出す過程をつぶさに見てきたので、製品への思い入れは人一倍強く、異動した販売部門でもその製品に込められた熱い思いを広く伝えたいと思っていました。
その一環として注目したのが、製品のブランディングにも営業活動にも大きく影響する展示の仕方です。

当時、アジア各国の楽器店の店頭では、当社の電子ドラム製品の品質に相応しい展示がまだできていなかったため、その価値が必ずしも正しく伝わっているわけではありませんでした。そこで、これを「魅せる展示」にする方法はないかと見に行った販促エキスポで、クリーンテックスさんの製品サンプルを拝見したんです。

過去にはキーホルダーやドラマー用のタオルなど、お客様にお渡しするノベルティ製作を検討したこともあったのですが、それはどちらかといえば販売店の仕事。メーカーである私たちとしては、効果が持続する展示の強化を優先的に考えたいと思い、品質に魅力を感じたクリーンテックスさんのマットを導入することに決めました。

——とてもうれしいお言葉です。具体的には、品質のどのようなところに魅力を感じられたのですか?

クリーンテックスさんのマットは、表面はナイロン、裏地は特殊合成ゴムでできていて、エッジ処理も丁寧にされているので、ロールの状態からサッと広げるだけでエッジまでピタッと設置できる。これは実に気持ちがいいですね(笑)。
また、当社がこれまで使用してきた物も含めて、展示マットは地味な色が多いのですが、クリーンテックスさんのマットは表面が色鮮やかなのも良かった。店頭は、競合他社との競争の場でもありますから、ほかとは違うことをやって周りを驚かせようと思ったのも事実です。

あとは、信頼性も魅力でした。実際のところ強度については、使ってみないとわからない部分もありますよね。でも、クリーンテックスさんの実績や導入事例を拝見すると、プロ用のマットとしてお客様に自信を持って提供しているのがわかりましたし、クライアントから信頼を得ている会社だろうとも感じました。

——従来の展示方法には、どのような問題があったのですか?

アジア市場では、当社の電子ドラムは非常に高価な物と考えられています。一方で、電子ドラムはアコースティック・ドラムの代用品や自宅練習用の位置づけなので、製品の価値を反映しない展示になっていることが多いんですね。

製品が際立つような「魅せる展示」でないことはもちろん、ドラムセットとしてきちんと設置されていなかったり、製品が床を滑ったりしてしまうなど、安心して試奏していただける展示になっていない場合も少なくありません。
結果として、製品のブランディングはおろか、実際の販売にもつながりにくいという実情がありました。

——製品の格にあった、試奏していただきやすい展示が必要だったのですね。

はい。せっかく展示をしても、マットがしっかりしていないと床に傷をつけたり、安定性が保てなかったりする危険性があるほか、展示が荒れて汚くなりやすい。すると、さらにぞんざいな扱いを受けやすくなるんです。 また、電子ドラムは全体的に黒色のパイプやプラスティック、ラバーを使った製品が多いので、展示エリア一帯が黒い海のように暗く、アコースティック・ドラムに比べて目立たないのも長年の課題でした。

“期待以上に仕上げてくれる姿勢に「メーカー魂」を感じた”

——デザイン面では、どんなところにこだわりましたか?

こだわった点は3つあります。まずは、VADシリーズのドラムが最も引き立つデザインであること。 今回のシリーズは、漆黒の中に星空のような金銀の粒がきらめく光沢のあるシェルを用いているので、やや黒っぽいドラムが下から明るく目立つように、ベージュとブラウンのツートン・カラーを採用しました。

[Roland VAD506 Midnight Sparkle色のバスドラムとタム]

2つ目は、ドラムセットを置いたときのロゴの見え方。店内に入ってドラムセットの前に腰掛けるまでのあいだに、製品のロゴをしっかり意識してもらえるよう、手前にあたるベージュ部分に置く「V-Drums Acoustic Design」のロゴの配置に気を配りました。 併せて、製品ロゴの反対側のブラウンのほうは、バスドラムのフロント・ヘッドを水面に見立てて「Roland」のロゴを小さめに設置。本物のロゴと平行に映し出されるようなデザインを提案しました。

3つ目は、スパイクを保護できること。バスドラムの脚部のスパイクは先端が鋭利で、床が傷つく原因になるんです。そこで、バスドラムがあたる300mm×900mm分の裏地ラバーを、特別に2層にしていただきました。

——スパイクの保護については、設計段階からいっしょに考えましたよね。

バスドラムの脚部のサンプルをクリーンテックスさんの本社工場にお送りして、実際に開発の方々にもその鋭利な部分を見ていただきました。また、われわれもサンプルとしていただいたマットの上にバスドラムを置いて数時間演奏するなどして、踏み心地やダメージが出やすい部分などを検証しました。
共同で行った開発プロジェクトのようでしたし、期待以上の結果を返していただけるクリーンテックスさんの姿勢には、当社と同じメーカー魂を感じられて、うれしかったですね。

当社の事例がクリーンテックスさんの販促につながり、より多くの人にこの利便性や魅力を伝えるお手伝いができればいいなと思うようになったのもこの頃です。

“情報収集のきっかけとしても活躍”

——導入後、どのようなプロモーション効果を感じていますか?

まだ、導入から間もないので、スタートラインに立った段階ですが、いくつか手応えは感じています。 ひとつは、各国の展示状況が改善したこと。もうひとつは、マットを口実に、各店の展示状況やお客様の反応など、さまざまな情報を気軽に収集できるようになったことです。

代理店の方も、展示風景の写真をどんどん送ってきてくれるんですよ。それも、とても自信たっぷりに。これって、代理店の方々もこの仕事を楽しんでいるってことですよね。本当にありがたいことだと感じています。

これまで、各市場における情報収集には膨大な手間と労力がかかっていましたから、このような副次的効果の観点からも、導入には大きな意味があったと思っています。

[アジア各国から寄せられた展示の様子]

——ありがとうございます。最後に、今回のマット導入を振り返って、感想をお聞かせください。

そうですね、今後はこのVADシリーズで認知度の上がったクリーンテックス製の展示マットのラインナップをさらに増やし、楽器店の店頭をより華やかな雰囲気にして、ローランドのV-Drums製品全体の売上拡大につなげていきたいと考えています。

また、マット製品に隠された「こだわりの仕様」についても、説明マニュアルに頼らなくても、それをお使いいただくお客様が自然とその良さに気づき、感じ取っていただけるようなデザインの工夫にもチャレンジしていきたいですね。

先に少しふれましたが、クリーンテックスさんの製品にかける思いや開発姿勢は当社と共通するところが多く、やりとりを通じて多くの学びがありました。特に、こちらのこだわりにとことん付き合ってくれて、いい物を作ろうと力を尽くしてくださったことには、本当に心から感謝しています。

クリーンテックスさんのマットといえば玄関マットのイメージがまだ強いかもしれませんが、そこにとどまらない可能性を実感した一個人としても、クリーンテックスさんのマットが、世界各国で、より幅広いシーンで多くの企業に活用されることを願っています。

[展示会でお待ちしております]

商品の特徴(ジェットプリント・マットⅡ)

  • 鮮やかな発色とカーペットタイプが持つ高級感が、ブランド訴求効果を発揮
  • ラバー厚の変更など、オーダー商品ならではの、お客様のご要望に合せた柔軟なご対応が可能
  • 敷くだけで施工不要、店頭や展示会でスタッフの負担を軽減

国内工場生産ならではのお客様のご希望に応じた柔軟な対応がクリーンテックスのプロモーションマットの強みで す。OEM商品でも販売形態に合わせたご提案が可能ですので、是非ご相談ください。

尚、「V-Drums Acoustic Design」は下記サイトご覧いただけます。
■V-Drums Acoustic Design
https://www.roland.com/jp/promos/v-drums_acoustic_design/
■ローランド株式会社ホームページ
https://www.roland.com/jp/

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